2016-01-27

素材を活かす枠作り
素材入荷記事
ジュエリーとして美しく仕立てるには、
石に合う枠つくりが重要です。
石の強度を考慮し、保護の役目を担いつつも、美しく輝かせる
華奢すぎず ごつすぎず
この駆け引きが難しいのです。
まだ 石留めもしていない状態ですが
途中経過をご報告いたします。


ファイヤーオパール
オパールの硬度は 6 前後
決して丈夫とは言えません。
そのうえ、欠けやすい三角形状
枠で全体を保護する必要があります。
素直に石の厚みに合わせた枠を作ると・・・
ごつくて野暮な印象に、
そこで
少しお尻をはみ出させるようにセットしました。
ほんの1mm細身にするだけで
イメージがガラッと変わります。
K18枠つきで
底辺 1.2㎝ 1.3㎝の2等辺
枠の厚み 0.3㎝
手作りならではの繊細かつピッタリサイズ
リングを作りたいと思います。


板翡翠
翡翠の硬度は 7
繊維質を含む特性のため、
ダイヤモンドよりも丈夫とも言われますが・・・
薄く細長いため
しっかりと保護する必要があります。
私には、落下により板翡翠を割ってしまったトラウマがありますので・・・
かと言って
分厚く囲ってしまうと
せっかくの明るいアップルグリーンの発色がくすんでしまいます。
そこで
衝撃を受けやすい両端はしっかりとガードし、
あとは華奢な枠と小さい爪4本で留めます。
K18枠つきで
2.5㎝ × 0.7㎝ × 0.35㎝(厚み)
まだ、なにに加工するかのイメージが湧いておりません。
今回は、
素材にジャストサイズの枠作りの大切さをご紹介させていただきました。
素材に合う枠は
サイズだけではなく、石の特性も考え作られます。
『 美しい と 丈夫 』
両方を求めてこそジュエリーと言えるのではないでしょうか?
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板翡翠ペンダント 完成 http://ryukinwhity.jp/blog-entry-3105.html
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